【ロンドン笠原敏彦】ノースウエスト機爆破テロ未遂事件で訴追されたナイジェリア人、アブドルムタラブ被告(23)は父親が地元で屈指の銀行家という裕福な家庭に育ち、英国流の教育を受けて育った。少年のころからイスラムに傾倒していたものの、過激思想に染まったのは外国留学中とみられる。
被告の父、ウマル・ムタラブ氏(70)はナイジェリアで最も古い銀行の会長を最近退任したばかり。被告は16人兄弟の末っ子で、西アフリカのトーゴにあるブリティッシュ・スクールで寮生として中等教育を受けた。
同校教師は英BBCに、「勉強熱心で、礼儀正しく、モデル生徒だった」と当時の様子を説明。一方で、米同時多発テロ(01年9月)後のクラス討議でアフガニスタンのタリバンを取り上げた際、他の生徒が「嫌悪」を示す中、被告は「彼らの考えは理解できる」と話したという。
また、級友らに宗教的な教えを説くことがあり、現地でイスラム聖職者を指す「アルファ」のニックネームで呼ばれていた。
被告は05年9月~08年6月、ロンドン大学(UCL)で機械工学を専攻。この間、家族が所有する高級アパートに住んでいたが、素行は不明で、その後、エジプトとドバイに滞在したようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091228-00000095-mai-int
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